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Channel: 実録!!ほんとにあった(と思う)怖い話
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1977年のアレ

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「ALIEN TIME LINE」で話題の、1977年のアレ。
 
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「セロハンテープの台」
 
「個人用サウナ」
 
と、散々な言われようですが、一体全体コヤツは何なのでしょうか?
 
手元のUFO本にも記載はないし。
 
と言う訳で、ちょっと調べてみました。
 

 
1977(昭和52)年。1月27日午前1時過ぎ。
 
ケンタッキー州プロスペクト在住のリー・パリッシュ(19歳)。
 
ガールフレンドであるキャシーの自宅を出た彼は、咥えタバコで、ラジオをガンガン鳴らしつつ、
 
1970年モデルのウイリス・ジープスターのV6を呻らせて、ハイウェー329を西に流していた。
 
二人で見ていたTV番組が終わったので、帰らざるを得なくなったのだった。
 
 
蛇足だが、その3週間ほど前、カリフォルニアでは数人の若者がガレージを拠点に小さな会社を設立しており、
 
その社名はアップルであるなんて事は、その時のリーは知る由もなかった筈である。
 
また、この年、遠く離れた極東の島国で、ハンク・アーロンの記録が塗り替えられる事も、恐らく彼は予想
 
だにしていなかったであろう。
 
ただ、5月に公開される『スター・ウォーズ』と言う映画は観に行くつもりでいたかもしれない。
 
何故なら彼はそれまで何度かUFOを目撃しており、宇宙とかSFとかに興味を持っていただろう事は
 
想像に難くないからである。
 
 
さて、US42まで4マイルほどのところで、カーラジオの音がプツリと途絶えた。
 
「Oh!!なんてこったい!!『Tonight's the Night』でノリノリだったんだぜ!!機嫌なおしてくれよ、このポンコツ!!」
 
と言ったかどうかは定かでないが、前年の全米チャートNo1になった、ロッド・スチュワートのこの曲が
 
日本では「今夜きめよう」などと無茶ダサなタイトルが付けられているとは思いもせず、
 
「あ~あ。今夜もキャシィと決められなかったぜ…」と悶々としていたかどうかも兎も角、八つ当たり
 
気味にカーラジオをバンバンぶっ叩いていたかもしれないリーに、窓越しの強い光が射しこんだと思いねぇ。
 
 
「何だい、ありゃぁ…」と、リーは呟いた。 と言う事にしておこう。
 
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リーの視線の先。 それは、木立の上、100から150フィート(30~45m)に静止していた。
 
夕日のような色のそれはしかし夕日よりもずっと眩しく、形状は10フィート(3m)×40フィート(12m)ほどの
 
長方形に見えた。
 
当初は興味をそそられたリーも、見続けるにはあまりに光が強く、恐怖を感じるまでさほど時間を要しなかった。
 
それから、リーの記憶は朧のようである。
 
彼がそれの真下に至った時、それは上昇すると、ジェット機のような速度で北西に飛び去って行った。
 
不思議な事に、その間それは一切音を発しなかった。
 

 
帰宅したリーは、ママに「おやまあ、あなた、目をどうしたのさ!?」みたいな事を言われたので鏡を覗くと、
 
彼の目は真っ赤に充血していた。
 
 
リーが、その充血した目でふと時計を見ると、午前1時45分であった。
 
その事実は、彼を驚愕させた。 
 
「どうして、こんなに時間が経っているンだッ!?」 彼は、そう呟いたに違いない。
 
彼女の家を出たのが午前1時頃。ここまで車でせいぜい5分かかるかどうか、所謂「スープの冷めない距離」
 
であるにも拘わらず、こんな時間になっているッ!!
 
なお、リーがキャシーの家を出た時間はキャシーが、リーが帰宅した時間はママが其々確認していると言う。
 
 
後日、リーのママから連絡を受けた催眠術師のローレンス・アリソンが、リーに対し「退行催眠」を行った。
 
その結果、リーの驚くべき体験がつまびらかになった。
 
 

 
長方形の物体を、目を細めつつも凝視していたリー。
 
物体が瞬間、黒に色を変え、そして、白くなった時、リーの目は何も見えなくなった。
 
 
 
―視力が回復したリーは、白い部屋にいた。
 
そこは、天井までの高さ、そして直径が其々20フィート(6m)の部屋で、壁自体が光っていた。
 
 
(TO注:ここで賢明な読者諸氏は、物体の外寸と部屋のサイズが折り合わない事にお気づきでしょうが、
 
そんな事は、UFOネタでは良くある事なので、敢えてスルーします。)
 
 
その部屋でリーは、黒いもの・白いもの・赤いもの・…の、3つの物体に遭遇した。
 
 
 
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一見するとモノリスの出来損ないとしか言いようのない「黒」からはアームが伸びて、

リーの背中を触ったとか触ってないとかで、どちらにせよ、リーはそれ相応に恐怖心を持った。

それが証拠に、リーは"No, no, not the black one!"と叫んだとされる。
 
 
「赤」は、リーよりもやや小さい箱型で、それを彼は「コークマシン(コカコーラの自販機)」と呼んでいる。
 
赤も赤でリーに検査っぽい事を行い、それはそれで彼に嫌悪と恐怖の感覚を与えたようだ。
 
 
そして、白いやつは、部屋の真ん中でリーと正対し、リーも白が黒と赤をコントロールしていると感じていた。
 
 
そんなこんなで、リーは自分の車に戻され、彼らが飛び去るのを見送ったと言う事だ。
 
 
なお、リーのジープスターは電装系がかなり傷んでおり、修理にはそれなりの日数を要したそうである。
 
また、事件前夜に白いドーム型の光を見たと主張する近在の者もおり、この出来事にそれなりの信憑性を
 
与えている。
 
 
反面、当時現場には高圧電線が通っており、その放電現象を誤認した事による妄想ともとれる。
 
リーは、いわゆる「ビリーバー」であり、この事件についても、「今までUFOを目撃した時はいつも傍に人がいた
 
ので、彼らは僕が一人になるのを狙っていた」みたいな、いかにもなコメントを発している。
 
大体にして、「退行催眠」での証言などは全く持って信用できない、との(至極もっともな)意見もある。
 

 
…と言うことで、1977年のアレは、それなりのアブダクション事件の主犯格であった事が判明致しました。
 
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結構、偉いやつだったんですね~。
 
 
御見逸れ致しました。
 
  
 
 
 
 

 
 

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